Hey! Say! JUMP山田涼介、忘れられない思い出は“中島裕翔との喧嘩” 2年ぶり主演映画への挑戦

山田涼介主演映画『記憶屋 あなたを忘れない』
本作は、シリーズ累計50万部を超える織守きょうや氏の小説「記憶屋」を映画化。恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一を山田、遼一の幼馴染・真希を芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子を蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原を佐々木蔵之介が演じ、映画『ツナグ』、ドラマ「天皇の料理番」(TBS系)、「義母と娘のブルース」(TBS系)の平川雄一朗監督がメガホンをとった。

山田涼介「妥協はしたくない」2年ぶり主演映画への挑戦
2017年12月公開の映画『鋼の錬金術師』以来、約2年ぶりとなる主演映画。その間、ドラマ「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系)、「セミオトコ」(テレビ朝日系)で主演を務め、アニメの実写化作品やコメディにもハマる幅広い役どころを演じてきた山田が今回演じるのは、広島から上京した大学生。一見普通だが、恋人の記憶を記憶屋に消されてしまった悲しくも切ない現実と向き合っている。

「初めて広島弁を話す役で、関西弁や博多弁などはテレビで聞く機会がありますが、広島弁はなかなか馴染みがないので難しかったですね。大学生を演じるということで、自分に経験がない分、難しい役ではあったのですが、難しいからこそ楽しかったです。どうやったら田舎から出てきた普通の大学生に見えるのか、というところを意識して演じました。小説を2時間の映画にまとめるということはもちろん、物語をまとめること自体が難しいお話なので、どうやったら伝わりやすくなるのかを監督とずっと話していました」。

特に大変だったシーンについては「雨に打たれるシーン。真冬の撮影でものすごく寒くて、死ぬかと思った(笑)」と笑って語る山田だったが、演技について現場で平川監督と話し合うことが多かったことについて話題が及ぶと、表情は一変。「平川監督とは『僕はこう思うんです』と何度か相談しましたね。僕は自分の気持ちで演じたい派だから、そこに動作の指示が重なるとわからなくなるんです。自分の中で作らなきゃいけない部分ができて、気持ち悪くなってしまうんですが、平川監督の中でビジョンはできあがっているから、どちらも間違っていない。だからそこで話し合いをするんです。監督さんによっては、それが嫌な方ももしかしたらいると思うんですけど、平川監督はすごく寛大な方で、僕の意見を受け入れてくれました。だから僕も言いやすかった部分もあると思います」と真剣な表情で振り返る。

「そこは自分の不器用さであり、未熟さだなと思います。僕は基本不器用ですよ。だけどできないことがあったら悔しくて、できるように努力します。仕事で必要なことなら、できるようになるまで諦めないです。そこに対して妥協はしたくないから、求められることを追い続けることが僕のやるべきことだと思っています」。

山田涼介の“記憶”にまつわるエピソード
映画の内容にちなみ、記憶屋に消してほしい記憶や、逆に消されたくない記憶について尋ねると「消してほしい記憶は、ライブでやってしまった小さいミスくらいですかね(苦笑)。消されたくない記憶は、Hey! Say! JUMPのメンバーとの記憶です。人生の半分くらい一緒にいるので、大切ですね」としみじみ。小学5年生からジャニーズ事務所に入所した山田にとって、忘れられない思い出やエピソードは数知れず。なかでも「メンバーとのエピソードで言うと、(中島)裕翔とは昔喧嘩していて、あまり仲が良くない時期がありました。お互い大人になった20歳くらいの頃からだんだん打ち解けて、それからは仲良しです」と自身にとって印象的だったというエピソードも。

2019年は「記憶がないくらい働きました!ただただ忙しかったです」と多忙な1年を過ごしたようで、「もし1年丸々休暇をいただけるとしたら、海外に住みます。自分のことを誰も知らない場所に行きたいですね。普段から日本に住んでいて騒ぎになるわけではないですけど、外出にも気を遣うので、帽子やマスクをしなくても歩ける場所に憧れます。暖かい場所がいいな」と理想を語った。

恋人がプロポーズの記憶を失くしてしまった…山田涼介ならどうする?
もしも大切な人の記憶が失われてしまったら、恋人へのプロポーズの記憶が忘れられてしまったら、山田自身はどうするのか。

「その失くし方にもよると思います。例えば自ら失った記憶なら取り戻そうとはしないけど、事故などで失った記憶なら、相手に負担がかからない程度に頑張って思い出させてあげようと思うかもしれません。プロポーズに関して言うと、経験がないのでなかなか想像しづらいですが、自ら記憶を失ったのなら僕は行かないし、不可抗力で失ってしまったのなら、頑張ってもう一度アタックすると思います」。

一方、自身の理想のプロポーズについては「全然考えたことないです。この先プロポーズすることもないかもしれないですし(笑)」とまったく想像がつかないようだった。

山田涼介が見せる、ストイックな信念
Hey! Say! JUMPとしてセンターを張る傍ら、多数のドラマ・映画で主演を務めてきた山田。アイドルと俳優、二足のわらじを履いて活動している彼に、改めて演技をするにあたって意識していることを聞くと「ないです」とキッパリ答えた。

「僕は、前のお仕事を一切引きずらないんです。演技のお仕事は、アイドルのお仕事の合間にさせていただいているので、意識しなくても勝手に切り替わる。それは昔からですね。本音を言ってしまえば、演技のお仕事をしている間は、他のお仕事をせずに集中したいんですよ。普段、歌って踊ってバラエティのお仕事をして、雑誌の撮影をして、『じゃあ本番です』って演技のお仕事をやっても、『無理でしょ!』って思う日もあります。だけどそういう道を選んだのは自分自身なので、そこは割り切ってやっています。小さい頃からやってきているから慣れましたし、苦ではないです」。

「自分に成長を感じたことはない」とストイックに語る山田へ、最後に2020年に挑戦したいことや新たな抱負を尋ねると「短いスパンで成し遂げられることなんてないので、大それた抱負はないですよ」と自分を曲げることなく真っ直ぐに主張。「東京オリンピックが開催され、日本が盛り上がると思うので、それが楽しみだなと思っています」と笑顔を見せた。(modelpress編集部)

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