山田涼介主演 映画『記憶屋 あなたを忘れない』完成披露メモリアルイベントレポ
1/17(金)全国ロードショーの山田主演映画『記憶屋 あなたを忘れない』が、ついに完成!ということで、そのお披露目を!と、12/10(火)にはキャスト・監督が登壇してのメモリアルイベントが行われました。その模様をお届けします。
この冬“記憶”に残る
感動作が誕生!
映画『記憶屋 あなたを忘れない』は、シリーズ累計50万部を超える、織守きょうや氏の小説「記憶屋」の映画化!
恋人の中から自分の記憶だけ消えてしまった青年が、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在“記憶屋”探しに奔走する物語を主軸に、登場人物たちの記憶を巡りそれぞれの想いが交差する、切なくも温かな作品。
その主人公・吉森遼一を演じるのが、本作主演の山田。恋人の記憶を取り戻すため奮闘していく青年を演じ、広島出身者の役柄ということで広島弁にも挑戦しています。
共演は、遼一の幼馴染・河合真希役の芳根京子さん、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・澤田杏子役の蓮佛美沙子さん、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原智秋役の佐々木蔵之介さん、高原の助手・安藤七海役の泉里香さん、記憶を失った彼女に寄り添う高校生・関谷要役の濱田龍臣さんなど、豪華キャスト陣。そして、本作のメガホンをとられたのは、映画『ツナグ』、ドラマ「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」を手掛けられた平川雄一朗監督。そうそうたるキャスト・監督が贈る、多くの人の“記憶”に残る作品がついに誕生です!
完成&お披露目!
その気持ちは…?
一般の皆さまに本作をご覧いただくのは初となる完成披露メモリアルイベント。まずは本作上映前の舞台挨拶ということで、司会の方の呼び込みで、山田、芳根さん、佐々木さん、蓮佛さん、泉さん、濱田さん、平川監督が場内後方扉より順に登場!
本作への期待感でいっぱいの拍手を受けて登壇した山田は、ご挨拶とともに「皆さんこれからご覧になるんですよね…?今日は存分に楽しんでいってください!本日はよろしくお願いします」と、ついに本作の感動を味わっていただけることに喜びの言葉を。
お披露目への率直な思いを尋ねられた際にも、「約1年前に撮影した作品が、こうして皆さまの元に届くことを嬉しく思っています」と感慨深そうに語る一幕もあり、「この感動の物語を、皆さんはどういう風に受け取るのかなというところが、僕は一番楽しみですかね~。人それぞれ受け取り方が違うと思うので」と話し、お客さまの感想が気になる様子の山田。多くの方に本作を届けたくて仕方がない!といった感じです。
意見交換しながらの撮影
本作への自信が伺えるような思いは、山田自身、熱を入れて撮影に臨んでいたからこそ。司会の方から、「主人公も奮闘しますが、山田さんも撮影前や撮影中に奮闘したんじゃないかなと。監督とはどのようなお話をされましたか?」と質問を受けると、「いろいろね」(山田)「話しましたよね~」(平川監督)と、意見交換しながらの撮影だったよう。
さらに、山田からは、「現場で、あぁじゃないか、こうじゃないか。もっとこうした方が良いんじゃないかという話はしました。台本だけを見ると、ちょっと難しいお話なんです。なので、どうやったら分かりやすく、劇場に足を運んでくださったお客さんに受け取ってもらえるのかっていうところも考えながら、監督と現場でみんなそれぞれ話し合いながら演じていたんじゃないかと思います」と、キャスト・スタッフ一丸となって作り上げていったという話もあったのでした。
涙のシーン
そのマル秘話
それほどまでの熱量の高さで臨んでいた様子がうかがえる本作の撮影。本編のエピソードとして、平川監督からは、「さっき山田君と話して『ごめんね』って謝ったことがあって。涙のシーンがあるんですけど、テイク1で泣きすぎたんじゃないかと思って、テイク2で『涙流さないでくれ』って話したんですが、編集でテイク1を使いました(笑)」といった話が。
思わず「そうなんや(笑)!?」と声をあげていた佐々木さんに、「そうなんですよ~(笑)」なんて山田。続けて、「正直あの時、『何言ってんだろうな~…』って思ってました(笑)。『これもう1回やるの!?』って(笑)」と、当時の思いを明かしちゃう一幕もあり、笑いに包まれる場内。
涙を流したテイク1が使われているとは言え、撮影では、平川監督からの言葉通りに、テイク2はしっかりと微調整をかけていたという山田。「でも、楽しかったですね」と話す言葉からは、しっかりと“記憶”に残った撮影であったことが伺えるのでした。
佐々木蔵之介さんと初共演!
山田が演じる本作の主人公・遼一とともに“記憶屋”探しをするのが、高原役の佐々木さん。山田がいつか共演したいと思っていた俳優さんが佐々木さんだったようで、「ずっと昔からそうだったんですけど、蔵之介さんが出ていたとある映画が大好きで。その蔵之介さんのお芝居がすっごく大好きで、ずっと共演したいな~と思っていたら、今回共演させていただけるということだったので。嬉しかったんです、本当に」と、念願かなっての共演に大喜び。
ですが、「それ、食事会の時に聞いたんだよね。僕、嘘やと思ってたんですよ(笑)」なんて佐々木さん。すかさず、「嘘じゃないです!そんな嘘つかないです(笑)。本当なんです!これ、本当なんです。嬉しかったんです!」と、猛アピールする山田からは、熱い思いが伝わってくるよう(笑)。
初共演を果たしたふたりは、本作ではまるでバディのよう。ロケで地方に行く機会もあったようで、「僕は、広島“ロケ”というか、山田君と広島“旅行”に行った気分ですね」(佐々木さん)、「そうですね(笑)」(山田)と、どうやら相思相愛!?
その後も、「1泊だけしかなかったんです。でも1泊2日で見た広島の景色というか、瀬戸内の橋を渡っていく秋の景色と、予告でも出ていた夕景の瀬戸内の島と海のキラキラした景色は印象に残っていて。そういうものを共有したバディ感というのはあるかなと思いますね」(佐々木さん)、「海が綺麗なところでやっていて、休憩中もコーヒーを飲みながらっていうのもあったのですごく充実した撮影で。寒かったんですけど、心が温まったと言いますか」(山田)というふたりの話からは、良い時間が過ごせたことが伺えます。
そんな広島“旅行”のあと、なんとHey! Say! JUMPのコンサートを福岡まで観に来てくださったという佐々木さん。貴重な時間を自分たちのために費やしてくださったことに思いもひとしおといった感じで、「広島でふたりで撮影して、福岡に来てJUMPのライブを観に来てくださって…ありがたかったです!ありがとうございます!」と、感謝でいっぱいの山田なのでした。
共演者の皆さんとのエピソード
佐々木さんとの共演を喜んでいた山田。他の共演者の皆さんとのお芝居でも感じるものが多かったようで、遼一と幼馴染の真希役・芳根さんとの共演について、「凄いですよ!悪く捉えないでほしいんですけど、芝居で言うと本当に化け物の類というか。…悪口じゃないですよ、良い意味で、本当に!」と、率直な言葉で語ります。
続けて、「キャストの人たち、スタッフさんが集まって本読みをするんですけど、大体みんな手探りの中で台本を読んでいくんです。でも、(芳根さんは)本読みの段階で本気でやっていて、『これはちゃんと、やらないとな』って。あ!『ちゃんとやらないとな』って言うと、ちゃんとやってないみたいで嫌なんですけど(笑)」なんて笑いを誘いつつ、「もっと本腰を入れて、幼馴染の役として出来ることはやっていこうという風に思ったので。芳根さんの演技に引っ張っていただいたところも、もちろんあって。そこは、ぜひ、今日(試写を)楽しみにしてもらえればなと思います」と、熱い言葉を届ける山田。
また、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子役の蓮佛さんから、山田との共演シーン撮影中は「ずっと切なくて悲しくて…」なんて話があると、山田からも「過去のデートしていた時の写真を撮ったりするんですけど、それこそ本当にお台場に行ったりね」と、幸せなシーンがあるからこそ遼一の記憶を失ってからのシーンがより切なくなるといった声が。儚くも温かい愛の物語がどんな展開を迎えるのか…スクリーンでご確認ください!
本作主題歌は、
人々の記憶に残る名曲!
イベントでは、この日解禁の本作主題歌が入った予告編の上映も。そこで流れた主題歌は、なんと、世代を超えて人々の記憶に残る中島みゆきさんの名曲『時代』。予告編上映後、率直な気持ちを尋ねられた山田は、「『時代』が今回の主題歌だと聞いた時に、『なんてこの映画にピッタリの主題歌をもってきたんだろう!』という風に思って。内容にリンクしている歌詞が多くて、その温かさだったり、悲しさだったり…。この1曲がこの映画の良さをより出してくれているなと思います」と、まさに本作を彩ってくださる楽曲だとの声を。
続けて、「いろんなアーティストさんが、時代時代でカバーしてきている名曲なので、2020年1月17日からスタートするこの映画で、中島みゆきさんの『時代』が新たな1ページをめくるんだなと思うと、すごく嬉しいです」と、胸いっぱいといった様子です!
消されたくない記憶と
消してしまいたい記憶
本作は、人の記憶を消すことができる“記憶屋”を探す物語。それにちなんで、キャスト陣から、【記憶屋に消されたくない思い出】と【消してしまいたい記憶】のエピソードが語られました。
【記憶屋に消されたくない思い出】について、山田は、「『記憶屋』の撮影繋がりで言うと、蔵之介さんがご自身のクランクアップの日に日本酒をくださいまして。その日本酒が、とてつもない美味しさで。あの味は忘れたくないなと。たぶんあの味は、1年毎に変わるものなんですよね?だから、あれを消されたらちょっと困るなっていう(笑)」と話し、よほど“記憶”に残る美味しさだったよう。
すると、嬉しそうにニンマリとされていた佐々木さんから、「この冬もまたいい酒が。ちょっと行こうか!」なんてお声が掛かり、「ぜひ!」とニヤニヤとしていた山田。消されたくない記憶がまた増えていきそうです(笑)。
一方で【消してしまいたい記憶】として、「これまた『記憶屋』の撮影中なんですけど。芳根さんが現場に手作りクッキーを差し入れしてくださって。これまたとてつもなく美味しくてですね。ごっそり一袋持っていきましたね、僕(笑)。それをスタッフさんに見られて、すごく注意された記憶を消したいです(笑)。『主演と言えどダメだろ~』と。ちょっと恥ずかしかった記憶を消したいですね(笑)」という山田のエピソードに、場内大爆笑。
食いしん坊な山田の姿が目撃されてしまったようですが、蓮佛さんにも山田のとある姿を目撃されていたようで…「『記憶屋』繋がりでみんな話していて、パッて思い出したんですけど。山田くんとのシーンでセッティングでちょっと時間かかるということで、ふたりで待機場所みたいなところに行った時があって。たぶん山田君は携帯を触っていたかなんかだったと思うんですけど、突然『鳩ぽっぽ』を歌いだして(笑)」(蓮佛さん)なんて話が。
山田は「嘘だよ~!こういうところで言うんじゃないよ~(笑)。嘘でしょ(笑)?」と言い、全く覚えていない様子。『鳩ぽっぽ』の後に、別の歌も歌っていたようで、「なんてメルヘンな26歳なんだと思って(笑)。それを今パッと思い出して、これは忘れたくないなって思いました」と蓮佛さん。
蓮佛さんの記憶には強く残っているようですが、残念ながら山田の記憶には残っていないよう(笑)。「意識していなかったですね~」(山田)、「疲れてたんだと思います(笑)」(芳根さん)、「でしょうね(笑)。ヒーリングに行ってきたいと思います(笑)」(山田)と、爆笑のやり取りが繰り広げられる一コマも。
和気あいあいとしていたイベントの最後には、山田から、「映画『記憶屋 あなたを忘れない』は、本当に様々なキャラクターが出ていて、どのキャラクターにフォーカスを合わせていくかで見え方がすごく変わってくる映画だという風に思っています」と、観る人によって違った感想を持つ作品だという話が。
だからこそ多くの人の心を揺らすことができると、「世代問わず、楽しんでいただける作品になったのではないかなと思っております。スタッフ、キャスト一丸となって一生懸命作りました。この冬、もっとも感動できる作品になっていますので、今日観てくださった皆さんはいろんな方におすすめしてくれたら嬉しく思います。本日は本当にどうもありがとうございました!」と、熱いメッセージで締めくくったのでした。
映画『記憶屋 あなたを忘れない』は、2020/1/17(金)全国ロードショー!
“記憶”に残る感動作となっていますので、ぜひとも公開をお楽しみに!!
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